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女性社会の到来を予言するA.I.本 新井紀子さん

投稿日:2018年11月26日 更新日:

堀江貴文氏「99%の会社はいらない」を読んで

の続きになります。

前回の記事でA.I.、機械によって仕事が奪われる、
という話題に少し触れましたが、

このことを世界で初めて世に問うた人の本を紹介します。

新井紀子さんの
「A.I. vs 教科書が読めない子どもたち」東洋経済
です。

このブログでは、
近い将来日本人の働き方が大きく変わる可能性がある
ということをテーマの一つにしているので
その他は割愛させていただきますが、
非常に面白い本です。

日本人は全員読んだ方がよいと思える本でした。

 

日本人の働き方の変化、とは別のテーマになりますが、
このブログでは「男女同権」もテーマの一つに掲げています。

A.I.と仕事の関係を目的にこの本を読み返してみましたが、
なんと女性社会の到来を予言している本であることに
改めて気が付きました。

そのこともご紹介したいと思います。

 

新井紀子さんとは

 

まず、新井紀子さんについてです。

新井紀子さんは国立情報学研究所教授をされていて、
その他にも○○センター長、○○代表理事、○○所長など
様々な肩書をお持ちの方ですが、
A.I.の開発を進めてきた人と
僕は理解しています。

新井さんがすごいのは
「今後10年、20年後には
大半の人が機械(A.I.)によって
職を奪われるかもしれない」
と世界に先駆けて情報を発信したことです。

それは
「コンピューターが仕事を奪う」
という本でした。

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この本が出版されたのは2010年で、
わずか8年前のことですが、
当時の日本人は機械に仕事が奪われる、
という事を真に受けませんでした。

この本はビジネス本であるにも関わらず、
SFコーナーに展示されたそうです。

フィクション、幻想の世界のお話として扱われたのです。

それも東京駅前の大書店で、です。

 

機械に職が奪われる、は既に現実となっている!?

 

2018年11月23日22時過ぎにある動画がTwitter上に流れました。
「これが中国でもう始まってる現実」
というタイトルのツイートで、

26日朝10時現在、まだ3日経っていませんが
371万回再生された動画です。

こちら

厨房には誰もおらず、機械が自動で食事を作り続ける
様子が撮影されています。

その他にもレストランのフロアーや
ホテルの客室をロボットが行きかう動画も僕はみました。

 

A.I.の知能はどこまで来ているのか

 

新井紀子さんは「東ロボくん」プロジェクトで
マスコミにも取り上げられたので
ご存知の方もいらっしゃると思います。

「ロボットは東大に入れるか」
という人工知能プロジェクトです。

2011年に始めた10年計画のものですが、
既にロボットはMARCHや関関同立の合格圏内に入っています。

MARCHは明治、青山、立教、中央、法政のことです。

 

A.I.の普及で「企業が消えていく」

 

「企業が消えていく」というのは衝撃的なフレーズですが、
ここで紹介している新井紀子さんの本の中に出てくる
章のタイトルの一つです。

どういうことなのか読んでみました。

今の時代、機械にやらせて自動化出来ることは
沢山あります。

先ほど紹介したお料理ロボットが良い例です。

集客、予約、セールス、決済、
これらのことはインターネット上に
仕組みを一度作ってしまえば
自動で出来てしまうのが現在です。

それらのツールを活用しない企業は市場から淘汰される
というのです。

機械を導入すれば職を奪われる人が出てくるが
機械を導入しなければ会社が存続できなくなり、
人が働く場所そのものがなくなってしまう、ということです。

 

機械に職を奪われるのは今に始まったことなのか

 

A.I.というとなんだかすごそうですが、
機械化によって仕事がなくなっていく、
というのは以前からもありました。

ETCの普及で高速道路の一般入口の数は減りましたし、
自動改札の登場で切符を切る駅員さんは
ほとんど見なくなりました。

新井さんはぼくたちに警告を発しているのですが、
何を警告しているのかというと

そのスピードです。
今まで100年かけて機械化は進んできましたが、

A.I.の登場により起こる変化の期間は20年くらいで
普及すると予測しています。

チャップリンのモダンタイムスで
当時の様子を知ることが出来ますが、
20世紀の初頭に工場の機械化によって
工場からあぶれたブルーカラーの従業員は
失業者となって街にあふれました。

しかし、新しい仕事ホワイトカラーの職は登場していました。

求人はあったのになぜ失業者があふれたのか。

ブルーカラーの人たちがホワイトカラーの
仕事を遂行する勉強をしていなかったからです。

 

A.I.に出来ること、出来ないこと

 

東ロボくんプロジェクトの目的は
A.I.に何が出来て、何が出来ないのかを見極めることです。

A.I.に出来ないことを出来るようになっておけば
そこには職があるはずなので失業しない、というのです。

 

A.I.が導く女性社会の到来

 

3年前にブログを始めた当初は引用を沢山使っていました。
https://blogs.yahoo.co.jp/mtwoods2015

きちんと根拠を提示したかったからです。

でも、その後、引用って読みにくいってことを知りました。

確かに、文の調子が変わるからなのか、
引用って僕自信も読み飛ばしている
ことに気が付きました。

そのため最近ではあまり引用を使わず、
自分の言葉で書くようにしています。

ただ、A.I.による女性社会到来の予言は
新井紀子さんの文章をそのまま引用します。

なぜって、迫力がすごいからです。

「A.I.では絶対に代替できない仕事の多くは、
女性が担っている仕事です。

介護しかり、子育てしかり。
だってそうでしょう。

狩りをするのはGPSと物体検出を
搭載したドローンに代替させられる
かもしれませんが、

子育ては汎用A.I.が登場したとしても、
最後まで人間がすべき高度知的労働として残ります。

けれども、男性社会は女性が担っているというだけの理由で、
介護や育児やアノテーション設計のような知的な仕事の
担い手に対して、十分な地位と対価を払っていません。

でも、まあ、それもA.I.が広がるまでのことです。
どの仕事が真に希少かということは、
非常なA.I.と自由経済の前では、
明らかになっていかざるを得ないからです」

 

新井紀子さんの未来予想図

 

新井さんが予想する最悪のシナリオを読むと
恐ろしくなってきます。

A.I.に何が出来ないかって、
意味を理解することが出来ないのです。

でも、新井さんが調査をしたところ、
文章の意味を理解できていなかった人が
驚くほど多かった、という事実がわかりました。

そして日本の教育現場が育てている能力は
A.I.に代替される能力ばかりである、
という現状があります。

そこから導き出された予想はA.I.世界恐慌です。

A.I.に出来ない仕事ができる人間がいないため
失業者か低賃金労働者が増加する、と言うのです。

そしてやってくるであろうA.I.恐慌は
1929年や2007年に起きた世界恐慌よりも
大規模な恐慌になると予測しています。

 

A.I.時代を生き残る方法

 

結論は奇しくもこのブログで
紹介してきたことと同じでした。

神田昌典さんも橘玲さんも
マイクロカンパニーに光明を見出しています。

橘玲さんは格差社会を逆転する可能性として
マイクロカンパニーを紹介しています。

新井さんは、規模は小さくても
需要が供給を上回るビジネスを構築すれば
A.I.時代を生き残れると言います。

その例として紹介しているのが糸井重里さんの
ほぼ日刊イトイ新聞」です。

ここで販売されているストーリー付きの商品は
常に品薄状態だそうです。

ここでも新井さんは女性の時代を予言しています。

マイクロカンパニーの起業には
女性が向いているというのです。

なぜならば女性のほうが
「共感」能力が高いから、など色々説明されています。

この記事では触れませんでしたが、
この本では「A.I.が神になるのか」「A.I.が人類を滅ぼす?」
などの興味深いテーマも扱っています。

 

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-今、学んでいること, 本の紹介, 男女同権

執筆者:


  1. Chee より:

    こういう肩書の方が、女性が活躍すると言ってくれているのはうれしいですね。

    「女性が多い仕事」が自動的に社会的評価が低く、低賃金になっているというのは社会問題ですよね。男性が多い仕事でも、A.I.やロボットを使ってもなかなかできないような仕事もたくさんあるじゃないですか?現場で行う力仕事とか汚れ仕事とか。そういう仕事ももっと評価されるべきです。私たちのように家庭で介護生活している人も評価されるべきです。

    A.I.が人間の良きアドバイザーになるのか、そうでなくて政治家になってしまうのか…そこが怖いと思っています。

    • mtwoods2018 より:

      介護や畦の草抜きのような
      柔軟な判断力が求められる肉体労働は残る、
      と言っています。

      結局、コンピューターがしていることは計算で、
      膨大な会話のデータから統計と確率で、
      訳も分かっていなく答えているだけで、
      A.I.は意味を理解していないそうです。

      たまにしゃれた答えを返してきますが、
      あれは「中の人」があらかじめ
      回答を用意しているのだそうです。

      なので残る仕事の共通点は、
      コミュニケーション能力や理解力を求められる仕事や
      冒頭に紹介した仕事だと言います。

      それなのに調査したら読解力が著しく低かったので
      まずいですよ、というのがこの本の本当の主旨です。

      僕がこのブログで訴えかけたいのは
      「第二の人生は男が主夫をして
      女性が社会にでましょう」、
      というものです。

      ・A.I.で働き方が変わる
      ・フェミニズム
      は僕のブログのテーマに合致しているので
      取り上げました。

      でも、この本で、女性の女性の活躍について
      触れられているのは、
      記事の中で取り上げたあの2か所だけなんです。

      新井紀子さんとしては、
      本題から外れるから言わないつもりでいたけど
      黙っていられなくて、つい書いてしまった、
      という感じの部分だと思います。
      フェミニズムについては。

      つまり僕のテーマに合わせて編集したのですが
      著者の思いには反していないと思っています。

      報道の自由、表現の自由、編集の自由って昔勉強しましたが、
      編集の自由ってこういうことなんだあ、と
      実感しました。

  2. […] 女性社会の到来を予言するA.I.本 新井紀子さんの関連記事になります。 […]

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ひでき

 

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「ひできの脱サラ日記も始めました。

 

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ひできです。メールアドレス MtWoods2015@yahoo.co.jp

母方の祖父母から4代小岩に住んでいます。
大学卒業時就職活動に失敗し小さな製薬会社に就職。
そこではスキルが身に付かないと危機感を抱いて1年で退職。外資系製薬に転職。入社後即、そこよりも大きな外資系製薬に吸収合併されて上司、先輩の多くがリストラされるのを目の当たりにしました。
そこから転職を繰り返してより専門性を高め、高めた結果、目標になる上司、先輩、同僚が見当たらず仕事がつまらな過ぎて脱サラ。
2018年は1年間主夫をしながら家族とたっぷりの時間を過ごしながら父の介護もしていました。
長男は自閉症。
20年専業主婦だった妻は代わりに仕事を見つけて働きに出ています。仕事以外に5つのコミュニティーい所属して日を追うごとに活性化しています。
脱サラ直後はFX(外国為替証拠金取引)で生活費程度稼げていましたが、2018年8月のトルコリラショック以降お小遣い程度の収入。
インターネットビジネスに希望を見出して「慶應わっきー」で勉強してブログスタート。いつかはパソコン1台で稼げるようになりたいなあと夢に満ち溢れている1973年生れの45歳です。