自閉症

こうしてぼくは息子を叱ってきた

投稿日:2018年11月22日 更新日:

僕は元々怒らないほうだったのですが
こどもが生まれてからしばらくはよく怒っていました。

長男が発達障害で怒らないと本当に危険だと思ったり、
怒を発散しないとこちらの精神がもたない、
と思ったからです。

最近は息子たちを叱ることがほぼなくなりました。
本当に良かったです。

叱る、怒るの使い分けをぼくは出来ていないのですが、
いずれにしても疲れるし、後味が悪いので
そうしなくて済むなら、怒らないでいたいです。

ぼくの怒り、叱るの変遷をご紹介します。

長野時代 Rくん0歳から3歳半、Aくん0歳から1歳半

Rくんに絵本の読み聞かせを沢山して、
散歩もいっぱい一緒にしました。
可愛い可愛いで育てていました。

でもかなりきつく怒ったこともあります。

Rくんを車の助手席に座らせて一般道を走っていたときに
突然助手席の扉を開いたのです。

この時は驚いたこともあり、
また、二度とさせないために物凄く怒りました。

A君が1歳前後で立った時か歩き始めた時に、
お兄ちゃんのRくんが
弟のAくんを手で引き倒したのです。

面白がっているように見えました。

やっと立てるようになった弟を
倒して面白がるなんて
僕の価値観では許せませんでした。

「三倍返しだ!」
と言って、Rくんを続けざまに3回引き倒しました。

担当していたドクターにこの話をしたら、
眉をひそめて「三倍返しなんて、そんなことしたらだめだよ」
と叱られてしまいました。

でも三つ子の魂百まででしょうか。
RくんはAくんに嫌がらせを絶対しません。

あの三倍返しが正しかったのか否かはわかりません。

駅近マンション時代(Rくん3歳半から7歳、Aくん1歳半から5歳)

東京に戻った頃に住んでいたマンションには
ウォークインクローゼットがありました。

きっかけは忘れましたが、
息子2人が何かをしたので、
「お仕置き部屋だ!」

と言ってそのウォークインクローゼットに
2人一緒に閉じ込めたことがあります。

たぶん僕の記憶では1回だけです。

2人ともメチャクチャ怖がって、
それ以降、言うことを聞かないと
「お仕置き部屋だよ」
というと怖がって言うことを聞くようになりました。

というのが僕の記憶です。
今からの10年以上前のことです。

妻に確認したところ、
僕は何度も2人をお仕置き部屋に入れていて、
2人とも慣れっこになって、
かえって面白がっていて、

Rくんは「お仕置き部屋だよ」と
僕の真似を幼稚園で何度もいっていたから
幼稚園の先生から
「お仕置き部屋ってなんですか?」
と聞かれた、というのです。

すごい、記憶と事実の違い!

僕の記憶を妻に説明したら
妻もよく覚えていないから分からない、
と言います。

僕の記憶では、お仕置き部屋の話を同僚にしたら
「本当にトラウトになるからやめたほうがよいですよ」
と言われて深く反省した、というものでした。

 

保育園、小学校近くのマンション時代
(Rくん7歳半から12歳、Aくん5歳半から10歳)

このころの男の子はとにかく走ります。
僕が一番仕事でヘロヘロになっていた時代で
ついていけませんでした。

ある日、十字路を駆け抜けたのです。

住宅街で車の通りは少ないとはいえ、
全然通らない訳ではありません。

飛び出しして車に轢かれたら大変です。

マンションのロビーで二人を捕まえて
「そこに並べ!」と叫び、
僕の剣幕に驚いて直ぐに並ぶ2人。

「きをつけっ!」
と直立させ、

「ゴンッ、ゴンッ」
とゲンコツで頭を叩きました。

おそらく手を出したのは
この時だけではないでしょうか。

Rくんはケロッとしていましたが、
Aくんははじかれたかのように泣きました。

その後は、また何かあると
「そこに並べ!」と叫び、
「万歳!」と怒鳴って両手をあげさせて
脇の下をくすぐっていました。

あんまり怒ると可愛そうなので
怒って、笑わせて、としていましたが、
疲れるのです。

Ipadを会社から貸与されてからは
怒ることから解放されました。

技術の進歩万歳です!

ご存知の方も多いと思いますが、
「鬼から電話」というアプリがあります。

2人が小さいころは効果てきめんでした。

そのうち、口真似で
「プルプルプルプル」
と電話音を鳴らすだけで
嫌がっていました。

本当に怖がっていました。

大きくなると、慣れてきて、
喜んで自分で見て、聞いて、
セリフを暗記して

独り言で
「もしもし、赤鬼です。
また言うことを聞かないんですか。

今日はどうしましたか。

あー、その前に電話変わってもらえますか。

こらー!」

繰り返し言ってました。

こらーで思い出しました。

小春日和の週末、京成電車に乗っていました。
車内は暖かく、静かでした。

次男が妻の顔を叩いたのです。

妻に危害を加えられるのが
僕は何よりも嫌いです。

渾身の気をこめて
「こらー!」
と言いました。

「わっ! びっくりした」
と斜め向かいに座ってうたた寝していた
オジサンが心臓を抑えていました。

あやうく人を殺してしまうところでした。

-自閉症

執筆者:


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ひできです。メールアドレス mtwoods2018@gmail.com

母方の祖父母から4代小岩に住んでいます。
大学卒業時就職活動に失敗し小さな製薬会社に就職。
そこではスキルが身に付かないと危機感を抱いて1年で退職。外資系製薬に転職。入社後即、そこよりも大きな外資系製薬に吸収合併されて上司、先輩の多くがリストラされるのを目の当たりにしました。
そこから転職を繰り返してより専門性を高め、高めた結果、目標になる上司、先輩、同僚が見当たらず仕事がつまらな過ぎて脱サラ。
2018年は1年間主夫をしながら家族とたっぷりの時間を過ごしながら父の介護もしていました。
長男は自閉症。
20年専業主婦だった妻は代わりに仕事を見つけて働きに出ています。仕事以外に5つのコミュニティーい所属して日を追うごとに活性化しています。
脱サラ直後はFX(外国為替証拠金取引)で生活費程度稼げていましたが、2018年8月のトルコリラショック以降お小遣い程度の収入。
インターネットビジネスに希望を見出してブログスタート。いつかはパソコン1台で稼げるようになりたいなあと夢に満ち溢れている1973年生れの46歳です。2019年5月から電子書籍の発行を始めています(10月現在10冊発行)。僕が書いた本のご紹介