コミュニケーション・ノウハウ 今、学んでいること 本の紹介

「嫌われる勇気」の著者岸見一郎先生の 講演メモ

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一般財団法人出版文化産業振興財団(JPIC)が主催し、
2018年7月22日に開催された
「嫌われる勇気」の著者岸見一郎先生の
講演をYouTubeで聞きました。

こういう貴重な講演が無料で聞けるんだからすごいですよね。

 

音声学習は効果の高い勉強法ですが、
54分の講演を聞くのが大変な人もいると思いますので

講演を聞いて取った僕のメモを
以下に紹介します。

「嫌われる勇気」という本は有名になったが
タイトルが独り歩きしている。

この本は「人から嫌われろ」と言っているのではない。

ただ、僕のところにくる
相談者の多くは人から嫌われていない。

これは、したいことをしていないく、
言いたいことを言っていないから、
敵がいない人、良い人なのであり、
自分の人生を生きていない状態なのだ。

自分のことを嫌っている人がいる、
ということは、自由に生きている証である。

「人から嫌われろ」とは言わないが
「人から嫌われることを恐れるな」
とは伝えている。

人からどう思われるか気にしすぎている。
気にしない人になって欲しい。

人が自分のことをどう評価しようと、
それは自分の本質とは別のものである。

他人が自分をどう評価しようと関係なく、
ありのままの自分を受け入れてよいのである。

でも、
自分のことを好きですか、
自分のことを受け入れることができますか、
と質問されて
「はい、大好きです」
と言える人は少ない。

自分が好きだ、とは言いにくい文化が日本にはある。

これは親の教育が影響している。

赤ん坊が生まれたときは、
ただ、こどもが生きていることを親は喜ぶ。

それが、ある程度大きくなって、
他の子よりも出来ることが見つかると
親に欲が芽生える。

そして特別であることを子どもに期待する。

しかし、こどもはいつまでも
親の期待を満たし続けることは出来ない。

特別に良い存在になれなかった場合、
二つのパターンがある。

一つは、特別にわるい存在になろうとする。
もう1つは、学校に行かなくなる。

僕(岸見先生)は過食症の子のカウンセリングを
担当したことがある。

アドラーの心理学では、カウンセリングの際に
症状は話題にしない。

ある目的を達成するために
症状を作り出している、
と考える。

なので、目的の部分を解決しないと
薬などで症状を抑えても、
別の症状が現れてくる。

ある目的とはなにか。
カウンセリングでは対人関係の話ばかりをする。

その過食症の子は
学校に行きたくない、という目的があった。

でもお母さんは学校に行け、と言う。

学校に行かないという目的を達成するために
その子は過食症になった。

その子は、過食症になるのではなく、
「学校にいきたくない」と親に言えばよい。

それをどう思うかは、親の課題である。

でも、その子は親に言えなかった。

ある日、その子は髪を赤く染めてきた。
家で母から「見苦しいから家では三角巾をしてなさい」
と言われて、三日間はつけていた。

でも四日目以降に三角巾をつけるのをやめた。

親は何も言わなかった。
親が何か文句を言うのではないか、
と仮想敵を作っていた。

親の期待に応えるのではなく、
自分のしたいように行動した結果、
カウンセリングは終了した。

特別である必要はない。
ありのまま。
普通であることの勇気。

自分に価値があると思えれば勇気が湧いてくる。
ありのままの自分に価値があると思えれば、大丈夫と思えるようになる。

対人関係に入っていくには勇気がいる。
人と関われば摩擦は必ず生じる。

対人関係の悩みは不幸の源泉である。

同時に幸福、生きる喜びも対人関係のなかにある。

好きな人がいても告白出来ない人がいる。
断れるのが怖いから。

でも、告白しなければ、幸せも手に入らない。

自分に価値がある、と思えなければ対人関係に入って行けない。
自分ですら自分を好きでないのに、他人が自分を好きになるとは思えないから。

自分を好きになるには
自分の短所を長所に変えることが有効である。

集中力がない人は、
散漫力がある、と考える。

ある人は、テレビを見ながら、爪を切りながら
たまにスマホをチェックしている。

テレビに集中していないが、
今の時代、こういう力は必要だ、と考える。

飽きっぽい、は、決断力がある、と考える。

入った大学や会社が自分に合わないと思っても
なかなかやめられるものではない。

ある人は、4月に入社して5月に退社して京都に戻ってきた。
理由は2つ。
1つは、いきなり飛び込み営業をさせられたこと
もう1つは、先輩上司に幸せそうな人がいなかったから
その会社にいれば30歳で家が建てられるだろう。
でも40歳で墓が立つ、と思ったという。

今の環境は自分に合っていないと判断して
スパッと決断できることは良いことだとも考えられる。

カウンセリングを受けに来る人は、
だいたい自分のことを
「くらい、根暗」だおと思っている。

今の時代、くらい、根暗、とは言わず「病んでいる」と言う。

根暗な人は周りの人を意識している。
故意に人を傷つけたことはない、という人が多い。

くらい人は、優しい人である。

貢献感があると人は課題に立ち向かう勇気を得る。

貢献は行為ではない。
存在していること、生きているだけで社会に貢献している。

今の時代、効率が重視されている。
しかし、生産性や出来る出来ないで人のことを評価してはいけない。

以上です。

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そこから転職を繰り返してより専門性を高め、高めた結果、目標になる上司、先輩、同僚が見当たらず仕事がつまらな過ぎて脱サラ。
2018年は1年間主夫をしながら家族とたっぷりの時間を過ごしながら父の介護もしていました。
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20年専業主婦だった妻は代わりに仕事を見つけて働きに出ています。仕事以外に5つのコミュニティーい所属して日を追うごとに活性化しています。
脱サラ直後はFX(外国為替証拠金取引)で生活費程度稼げていましたが、2018年8月のトルコリラショック以降お小遣い程度の収入。
インターネットビジネスに希望を見出して「慶應わっきー」で勉強してブログスタート。いつかはパソコン1台で稼げるようになりたいなあと夢に満ち溢れている1973年生れの45歳です。