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行動分析学について語ってみた

投稿日:2018年11月1日 更新日:

行動分析学を知っていると
自分や他人の行動を
コントロール出来るようになります。

行動分析学では、
あらゆる生き物は
「苦痛」を避け、
「快楽」を求めるために
行動すると考えます。

勉強や仕事をさぼって怒られる場合、
「怒られる」という苦痛を避けるために
勉強したり仕事をしたりするようになります。

勉強や仕事で良い結果を出して褒められた場合、
さらに「褒められる」という快楽を求めて
勉強や仕事で良い結果を出そうと行動します。

行動のきっかけとしては
「快楽」よりも
「苦痛」のほうが
強力です。

「褒められる」よりも
「怒られないため」の方が
強い動機になるんです。

なので親や学校の先生、会社の上司は
早く行動を起こさせることが出来る
「怒る」「叱る」という行動をとってしまいがちになります。

先生や上司にしたら、
やらなかった子や部下が
「叱った」結果やるようになるので、
「叱る」という行動が強化されてしまうのです。

でも、苦痛を与えられてやらされた行動は
嫌になってしまうのです。

怒られて勉強をさせられた子は
勉強が嫌いになります。

叱られながらピアノ教室に通わさせられた子は
ピアノ嫌いになります。

逆に褒められながらした行動は好きになります。

勉強したら褒められた子は
勉強が好きになります。

叱られながらやった行動は叱る人がいなくなるとやらなくなります。
褒められてやった行動は褒めてくれる人がいなくなっても続けるようになります。

ですので、人に何かをしてほしい時は、
その行動をしたときに褒めてあげるのが良いのです。

この褒める、というように良い行動を促すものを
「強化子」とか「好子」と言います。

「好子」は「すごいじゃん」と
言葉で褒めることももちろん良いのですが、
ちゃんとやっていることを見てあげるという
「注目」ですら「好子」になります。

笑顔を向けてあげる、
ということでも効果があります。

問題だと思う行動を無くす方法に
「消去」という方法があります。

問題行動をしても無視し続けるのです。

問題行動をして、親や先生が怒ったり、
叱ったりした場合、それが「苦痛」なのではなく、
注目というご褒美「快楽」になってしまう場合があります。

無視をされる、というのは叱られるよりも
「苦しみ」になるのです。

いじめで一番つらいのは無視です。

問題行動をしても無視し続けると飽きてやらなくなります。

良い行動をした場合にご褒美をあげると好子となって、
その行動を強化します。

例えば、旦那さんがお皿を洗ってくれた場合は、
「まだ汚れが残っている」と文句を言って苦痛を与えるよりも
「ありがとう」と言いう言葉のご褒美をあげたほうが、
またお皿を洗ってくれる可能性は高くなります。

でも、このご褒美を毎回上げていると、
もらっていることに慣れてきて効果がなくなってきます。

もらうことが当たり前になってしまうのです。
ご褒美は、気まぐれ的に予測不能なタイミングで与えるのが良いです。

例えば、お風呂掃除を旦那さんがしてくれた場合、
最初は褒めます。
でも、そのうち妻は褒めなくなります。

この褒めない状態を続けていると
「消去」と同じで旦那さんはお風呂掃除をしなくなります。

でも、忘れたところに
「ありがとう。すっごくきれいなったね」
とたまに褒めると、強い強化になります。

この「たまにご褒美」がギャンブル依存症の仕組みです。

ですので、子どもが問題行動をしていたとします。
これを消去しようと奥さんが無視をしつづけていたとしても、
旦那さんがあまくて、こどものその問題行動を許してしまうと、
たまにもらえるご褒美の法則で、
その問題行動をもっと強化してしまうことになるのです。

僕はやることリストを日々作って活用しています。
やったことをチェックすること自体が「好子」となって
その行動の維持、継続に役に立ちます。

好きな人や尊敬できる人と働くことも
「好子」となり働くモチベーションになります。

でも、嫌いな人と関わると嫌な思いをするので、
その「嫌な思いをする」という苦痛を避けようとして、
その人との関わりを避けようとします。

仕事上、嫌いな人と関わらざるを得ない場合は、
その仕事が嫌になります。

仕事が嫌になると業績も下がるし、
スキルも落ちてきます。

嫌いな人がいて仕事が一時的に嫌になって
やらなくなるのは仕方がないことだと思います。

でもその状態が長く続くと自分が損をするので、
行動を変えます。

その嫌な人から脱出するために仕事を頑張るようにするのです。

僕の師匠は言いました
「嫌いな上司への仕返しのしかたを教えてやる。
その上司の仕事を全部代わってやってやるんだ。
人間は怠け者だからどんどんお前に仕事を任せるようになるだろう。

上司の仕事を代わりにやれるようになった時、
お前は実力が身に付いていて
異動でも転職でも出来るようになっている。

お前にいなくなられた上司は、
依存していた人間に去られて再起不能になる」と。

僕は営業の仕事をしていたため上司の仕事を代わりにやる、
ということは出来ませんでした。

しかし、仕事を頑張ってそのチームでのエースになりました。
そういう状態になると、上司は僕に業績上依存しはじめます。
また僕自身のかもし出す雰囲気も変わるようで
転職に成功するようになりました。

そのような形で僕が抜けた職場はだいたいボロボロになっていきました。

嫌い、怒り、憎しみという感情は非常に強いので、
それを活用して自分を成長させることも出来ます。

転職や脱サラが自分の人生にプラスになると分かっていても
なかなか環境を変えるのはエネルギーが要るので実行が難しいです。
こういう時こそ嫌い、怒り、憎しみなどの負の感情を活用します。

あの大嫌いな上司や先輩がいなければ僕はいまでも地元に
戻ってこれていなかったかもしれません。

でも負の感情の利用を長く続けたくなかったので僕は脱サラをしました。
嫌いな人に会わなくて良いので
怒りや憎しみという感情から解放された日々を送っています。

このような行動分析学を自閉症の療育に応用したのがABAです。

理屈では上記のようになりますが、
叱られる、
ということが勉強や仕事を促すことにもなれば
問題行動を引き起こす場合もあります。

このように何がその人にとって
好子になっているのかを見極めるのが難しいのです。

熟練したABAのセラピストさんはこれを見抜くのが上手いので
問題を瞬時に解決する場合があります。

うちのR君はトイレトレーニングが上手く行きませんでした。

オムツをしているといつまでたってもオムツが取れないので
オムツははずします。
でも、パンツにうんちをしてしまっても気にしないので
トイレトレーニングになりません。

セラピスト派遣会社に最初の無料相談に行った先に
トイレトレーニングの相談をしたところ、

「トイレでうんちをしたら、トイレの水を流しても良い、
というルールを作って教えてください」

とアドバイスをもらいました。

自閉症児にありがちですが、
うちのR君も水遊びが大好きです。

トイレでうんちをしたらトイレの水を流すことが出来る、
ということがRくんのご褒美となって
一発でトイレでうんちをするようになったのです。

ぼくからしたらトイレの水を流すことは
別に嬉しくもなんともありません。

人によって何が「苦痛」で何が「快楽」なのか
違うので、必ずしも行動分析学がうまく行くわけではないのです。

その行動が何によって引き起こされているのかを
データをとって科学的に探っていくのが行動分析学です。

 

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ひでき

 

脱サラ、フリーランスに特化した
「ひできの脱サラ日記も始めました。

 

はじめまして。
ひできです。メールアドレス MtWoods2015@yahoo.co.jp

母方の祖父母から4代小岩に住んでいます。
大学卒業時就職活動に失敗し小さな製薬会社に就職。
そこではスキルが身に付かないと危機感を抱いて1年で退職。外資系製薬に転職。入社後即、そこよりも大きな外資系製薬に吸収合併されて上司、先輩の多くがリストラされるのを目の当たりにしました。
そこから転職を繰り返してより専門性を高め、高めた結果、目標になる上司、先輩、同僚が見当たらず仕事がつまらな過ぎて脱サラ。
2018年は1年間主夫をしながら家族とたっぷりの時間を過ごしながら父の介護もしていました。
長男は自閉症。
20年専業主婦だった妻は代わりに仕事を見つけて働きに出ています。仕事以外に5つのコミュニティーい所属して日を追うごとに活性化しています。
脱サラ直後はFX(外国為替証拠金取引)で生活費程度稼げていましたが、2018年8月のトルコリラショック以降お小遣い程度の収入。
インターネットビジネスに希望を見出して「慶應わっきー」で勉強してブログスタート。いつかはパソコン1台で稼げるようになりたいなあと夢に満ち溢れている1973年生れの45歳です。