こんにちは。
森山ひできです。
僕は比較的恵まれたサラリーマン生活を送っていましたが、
それを捨てて今は主夫をしています。
なぜ脱サラをしたのか。
それには多くの理由があります。
その一つがサバティカルという概念です。
サバティカルとは数年ごとに与えられる長期有給休暇のことです。
元々は古代のユダヤ人が7年に一度農耕を休んだ安息年のことを言います。
ユダヤ人は7日に一度の安息日があり、
7年に一度の安息年があったのです。
この数年に一度仕事を長期に休むという概念を教えてくれたのが
「働かないって、ワクワクしない?」という本です。
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僕は働くことが好きです。
かなり働き者だ、と誰に指示されるわけでもなく自分で自分をコントロールする
主夫になって思います。
MR(製薬会社の営業マン)時代にも、マーケティング部の時も
メチャクチャ働きました。
僕のモットーは「自由と進歩」です。
自分のやりたいように働いて、そこに成長があるのが最も理想です。
ただ、MRという仕事は20年やったのです。
扱う薬の疾患分野は変化しましたし、
担当地区や施設の性質も変わり
色々経験しました。
が、基本的にMRには共通するところが多いのです。
20年もやっていると、ほとんどのことは経験しました。
もう、これ以上MRとして経験できることは多くないことを実感していました。
仕事が面白くなくなったのです。
元々40歳までに、MRの経験を活かして製薬業界の中での他の業種への異動を目標にしていました。
その後、独立できればよいなあ、と思っていました。
しかし残念なことに他の職種への変更の夢はかないませんでした。
脱サラをして独立する具体的な方法も考えつきませんでした。
しかし、もう辞めたい、という思いが年々募っていき、
ある日、我慢の限界を超えたのです。
「働かないって、ワクワクしない?」は、
長年同じ仕事をしてマンネリしている人は、
最低でも半年以上の休みを取ることを提案しています。
それだけの時間があれば心身ともに十分休息をとることができます。
休みの期間中に学びたいことを学んだり、
普段とは違う世界の人と交流して自分の仕事の幅を広げることは
また元の仕事に戻ったとしても良い影響を残します。
2,3年休むことが出来れば、何かしらの能力を身につけることも出来ます。
つまり違う人生を歩むことが出来る、というのです。
これだ、と思いましたね。
取り敢えずやめよう。
20年以上たっぷり働いてきた。
少し休もう。
そして次に何をするのかゆっくり考えよう。
5年くらい働かなくても生きていける蓄えはある。
それでもし次の芽が出なければまた勤め人に戻ればよいではないか、
と思ったのです。
5年たっても僕はまだ50歳です。
もし、仮に、万が一脱サラに失敗したとしても50歳ならまだまだやり直せます。
脱サラをして自由になろう。
そしてやりたいことをやろう。
そう思うことが出来たのです。
今脱サラをして9ヶ月が過ぎました。
とても穏やかで自由でのんびりとマイペースで過ごせながらも充実した9ヶ月でした。
とても元に戻りたいとは思えません。
しかし生活のためいざとなれば再就職はします。
でもそうならないために、今という時間を大切にして
学び成長していきたいのです。
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